お疲れ様のインドネシア語
目次
はじめに
じゃかるたインドネシア語レッスン
代表の清水純子です。
インドネシアの人にインドネシア語で
「お疲れ様」と伝えたいなと思ったことはありませんか。
仕事が終わって先に帰る人などに
ねぎらいの言葉をかけてあげたいものですよね。
せっかく伝えたい気持ちがあるのに
何て言ったらいいのか分からないままに
しておくと気分が良くないですよね。
動画ではインドネシア語で「お疲れ様」とは
どうやって言ったらいいのかご説明しています。
伝えたい気持ちがあるのにインドネシア語が
出てこない時の対処法についてもご紹介するので
ぜひ最後までご視聴ください。
職場などで先に帰宅する人がいる時
日本では職場などで先に帰る人が
「お先に失礼します」と言うと
周りの人が「お疲れ様でした」
と答えることが多いと思います。
そのような場面でインドネシア語では
どのように言っていると思いますか?
「お先に失礼します」という場面では
Saya pulang dulu / Saya pulang dulu ya
(私は先に帰ります)というように言います。
ここまでは日本語とインドネシア語は
同じような表現をするのでで
私たちも理解しやすいと思います。
あなたの職場の人が
Saya pulang dulu ya(私は先に帰ります)と言って
帰ろうとしている時に
あなたは何と答えたらいいでしょうか?
Hati-hati! / Hati-hati ya / Pak / Bu!
(気を付けてね/気を付けてくださいね)
そもそもインドネシア語では
「お疲れ様」という言い方はしません。
「お疲れ様」をインドネシア語に無理やり訳したら
次のように訳すことができます。
Selamat atas kerja kerasnya
(あなたのハードワーク/重労働をねぎらいます)
Terima kasih atas kerja kerasnya
(あなたのハードワーク/重労働に感謝します)
これは無理やり訳したという感じなので
日常会話では使わない表現です。
Saya pulang dulu と言われたら
Hati-hati と答えるようにしてください。
プロジェクトが終わった時
仕事の中などで何かひとつの
プロジェクトが終わった時などに
「皆さん、お疲れ様でした」と言いたい時があります。
そんな時も先ほどご紹介したような
次の表現がインドネシア語訳になります。
Selamat atas kerja kerasnya
(あなた方のハードワーク/重労働をねぎらいます)
Terima kasih atas kerja kerasnya
(あなた方のハードワーク/重労働に感謝します)
でも普通の会話の中では
このような言い方は滅多にしません。
主にスピーチの中などでこういった
ねぎらいや感謝の言葉を表現します。
インドネシアでは人の行った頑張りを認める前に
まず神さまに感謝するというマインドがあるので
様々なスピーチ等でも次のように神さまへの
感謝の辞を最初に述べるのが基本です。
Marilah kita mengucapkan syukur
kepada Tuhan yang Maha Esa
(唯一の神さまに対して
私たちは感謝の辞を述べましょう)
またはムスリムだったらプロジェクトなど
何かが無事に終わった時は普段の会話の中でも
しょっちゅう Alhamdulillah という
神さまへの感謝の言葉を言います。
挨拶代わりにお疲れ様と言う時
昔私が日本にいた時はお疲れ様を挨拶代わりに
使うということはなかったのですが
最近はメールの最初などに朝でも昼でも
「お疲れ様です」と書いてあることがありますよね。
日本の社内メールの習慣が
広がったのかもしれないですが
あなたも職場に「お疲れ様です」と言いながら
入っていくことはありますか?
朝から疲れているわけでもないので
日本語として私は違和感があるのですが
この時の「お疲れ様」は「こんにちは/失礼します」と
同じような意味合いを持っていると考えられます。
このような場面でインドネシア語では
どのように言ったらいいでしょうか。
それは朝だったら Selamat pagi
(おはようございます)になると思います。
Selamat pagi(おはようございます)という挨拶も
他人行儀な感じなのでそんなには使われていないです。
笑顔だけ交わしたり何も言わないことも多いです。
伝えたいことがあるのにインドネシア語が出てこない時の対処法
「お疲れ様」についてもそうかもしれませんが
伝えたいことがあるのに
インドネシア語でそれが言えない
インドネシア語が出てこないということがあります。
そんな時は頭の中でインドネシア語ではなく
私たちの母語の日本語でものを考えていて
その日本語をインドネシア語に変換すれば
伝わると思っていたりします。
でもインドネシア語に変換しても
伝わらないことが多いです。
インドネシア語でそういうことは言わないから
考えてみてもインドネシア語が出てこないものです。
日本語的考え方とインドネシア語的考え方は
違うというところに立ち戻ってみるといいと思います。
伝わらないから伝わるに変えるためには
インドネシア語で考えられるように
していく必要があります。
インドネシア語で考えられるようにするためには
言葉の表面だけに目を向けず
インドネシアの人々の習慣や環境に
体当たりで入り込んでいくような勇気も必要です。
伝えたいことがあるのに伝わらなかったり
インドネシア語が出てこない時は
一度胸に手を当てて日本語的な考え方を
インドネシアの人に押し付けようとしていないかな
と考えてみるといいかもしれません。
私たちの気持ちを伝えるということよりも
相手の気持ちを理解することのほうが
大事だということが分かってくるかもしれません。
伝わらない時は相手のことを理解しているかなと
考えることがその対処法に繋がっていくと思います。
是非試してみてください。
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