untuk の4つの使い方
目次
はじめに
じゃかるたインドネシア語レッスン
代表の清水純子です。
インドネシア語の前置詞 untuk は
「~のため/~のために」という意味です。
意味はなんとなく分かるんだけど
使いこなせていないと思っていませんか。
基本的な前置詞なので
使えないと困りますよね。
動画では untuk の使い方をご説明しています。
untuk の口語バージョンもご紹介しているので
ぜひ最後までご視聴ください。
untuk の4つの使い方
untuk:~のため/~のために
日本語と対比して考えると
実はもっと幅広い使い方がされています。
untuk の使い方には主に次の4つがあります。
① untuk apa(何のため)
② untuk siapa(誰のため)
③ untuk kapan(いつのため)
④ untuk di mana(どこでのため)
この4つについて、ひとつずつ
例文を見ていきたいと思います。
① untuk apa(何のため)
Saya membuat pasfoto untuk surat itu
その書類のために私は証明写真を作る
surat itu(その手紙)⇒ apa(何)
untuk の後ろに名詞を持ってくるのが
このパターンです。
Mereka belajar untuk sabar
(彼らは落ち着いて我慢するために勉強する)
Mereka belajar untuk sabar
(彼らは落ち着いて我慢することを学ぶ)
untuk の後ろに sabar(落ち着いて我慢する状態の)
という形容詞が来ます。
② untuk siapa(誰のため)
Tiket ini untuk Bapak
(このチケットは貴男のためです)
Tiket ini untuk Bapak
(このチケットは貴男にあげます)
Bapak(貴男)⇒ siapa(誰)
人に何かをあげる時にも使えるので
便利な表現です。
③ untuk kapan(いつのため)
Kamera ini untuk besok
(このカメラは明日のためです)
Kamera ini untuk besok
(このカメラは近い将来のためです)
besok(明日/近い将来)⇒ kapan(いつ)
untuk tahun depan(来年のため)
untuk kapan-kapan(いつかのため)
untuk nanti(後日のため)
など色々な言い方ができます。
④ untuk di mana(どこでのため)
Saya membeli meja untuk di kantor saya
(私の事務所でのために私は机を買う)
Saya membeli meja untuk di kantor saya
(私の事務所に置くために私は机を買う)
Saya membeli meja untuk di kantor saya
(私の事務所で使うために私は机を買う)
di kantor saya(私の事務所)
⇒ di mana(どこで)
「でのために」という日本語はちょっと変ですけど
「~で使うために、~に置くために」
というような説明の部分は
インドネシア語では省略することが多いです。
untuk のノンフォーマル体
untuk のノンフォーマル体には
buat という言葉があります。
ただ日常会話の中で untuk を使っても
そんなに硬い表現になるわけではないので
普段から untuk を使うようにしておくと
フォーマルな場面でもサッと口に出るようになるので
無理に buat を使うこともないと思います。
ネイティブが untuk を使う場面で
buat を使っていたら untuk のことだと
分かる程度でも大丈夫だと思います。
その他の untuk を使った例文
今日ご紹介しきれなかった例文の他に
日常会話で使える例文にはどんなものがあるか
知りたいなと思われたら私が執筆した
Salam Berbahasa Indonesia
「インドネシア語初級教本」の中には
もっと沢山の例文が載っているので
こちらからご覧ください。
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