語幹の頭文字がアルファベットの何で始まっているかによって、接頭辞は形が変化します。
接頭辞の変化の仕方には法則がありますが、法則通りでない例外もあります。
語幹の頭文字がbで始まる時の接頭辞の変化
例えば、語幹「baca(読む)」というものがあります。
pe+baca=pembaca(読む人、読者)となります。
語幹がbacaの場合は、頭文字がbで始まっているため、接頭辞pe(の要素)がつくと、peではなく、pemにならなくてはいけないという法則なのです。
他にも、例をあげてみましょう。
pe+buat(作る)=pembuat(作る人、製作者)
pe+borong(買い占める)=pemborong(買占め者)
というようになります。
pe+bisnis=pembisnisにならない訳
なぜpe+bisnis=pembisnisにならないかというと、bisnis(ビジネス)の場合は例外だからです。
語幹であるbisnisは外来語なので、法則通りに変化してしまうと、大変言いにくいです。
外来語の場合はこのような例外になることが往々にしてあります。
もともと、pe+bという発音は大変言いにくいです。
試しに、pebacaと発音してみると、言いにくいのが分かります。
言いにくいからこそ、言語ができ上っていく段階で、語幹の頭文字がbで始まる場合は、pemと発音するようになったのでしょう。
「発音しやすいように」言語が形成されてきたとすれば、外来語が語幹になる場合は、形式通りにいかないのです。
pebisnisが正しいことを検索でチェックしてみよう
正しいインドネシア語は、Kamus Besar Bahasa Indonesia (KBBI)で確かめることができます。
Kamus Besar Bahasa Indonesiaとは「インドネシア語大辞典」であり、KBBIと略されます。
検索窓に「bisnis kbbi」とタイプして検索してみましょう。
すると次のサイトが上位表示されます。
このページを見て、pebisnisという言葉が載っていることが分かります。
このように、「探したい単語+kbbi」という組み合わせで検索してみてください。
語幹に接頭辞や接尾辞がついた単語を確かめるときに便利です。
KBBIに載っている言葉は正しいので、安心して使ってくださいね。
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