初歩の初歩

【2】ローマ字に似ているインドネシア語の音節の読み方

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本カテゴリー「初歩の初歩」の一番最初では、インドネシア語のアルファベットについてを説明させていただきました。

今回はインドネシア語のアルファベットで構成された音の読み方についてご説明します。

基本的にはローマ字の読み方に似ています。

母音と子音って何?

音は母音(ぼいん)と子音(しいん)に分けられます。

母音と子音については、日本語と比較すると分かりやすいです。

母音

道路の行き先表示もカンタンに読めます。

道路の行き先表示もカンタンに読めます。

日本語の母音は、あ い う え お です。

これをローマ字表記すると、A  I  U  E  O  です。

インドネシア語もこれと同じで、5つ母音があると言われています。

ただし、Eの発音には2種類あります。

ですので、母音は6つあるということもできます。

Eの読み方はアルファベットの読み方と同じ、「エ」というものと、もうひとつは「エとオの中間音」です。

Eの読み方を「エー」ではなく「エ」と書きましたが、インドネシ語の中には「長音」という概念がありません

インドネシアの人が、「おばさん」と「おばーさん」の使い分けに苦労するのはそのためです。

さて、「エとオの中間音」の話に戻ります。

この発音には日本人は非常に苦労します。

日本人がこの音を聞くと「ウ」に聞こえます。

ですが、「エとオの中間音」はUではありません

口の形をすぼめないで、「イ」と言う時の口の形で発音します。

例を出してみましょう。

mentah(メンター/ムンターの中間音)
意味は「生(なま)」です。

muntah(ムンター)
意味は「吐く」です。

eとuが違うだけの単語ですが、随分、意味が違いますね。

子音

省略語もあるので、そのままローマ字式に読めない時もあります。

省略語もあるので、そのままローマ字式に読めない時もあります。

上で、メンタ、ムンタと書きましたが、長音の「ー」はインドネシア語にはないです。

なので、mentahやmuntahの終音のhは、あくまで子音のh(息を吐くときの音)なのですが、日本語による読み方表記の際には「ー」となることが多いです。

ですが、それは日本語の都合でそうなっているだけです。

さて、次はその子音についてです。

子音とは母音以外の音のことです。

日本人が気をつけたいインドネシア語の発音

母音と子音を認識する

省略語は頭文字の子音だけを取ることが多いです。

省略語は頭文字の子音だけを取ることが多いです。

日本語の中には「ん」を除けば、子音だけで発音することはありません。

日本語では常に、子音は母音とセットで使われるからです。

例えば「か き く け こ」「ka ki ku ke ko」です。

kが子音ですが、必ず子音の後に母音のa i u e oが付いています。

インドネシア語においては、子音が母音とセットになっていないことがあります。

英語など他の外国語をそれなりに勉強したことのある方は、他の外国語にもこのような子音があることにお気づきだと思います。

例を挙げてみましょう。

air(アイル)「水」という意味です。

末尾のrの音は子音だけです。

「ん」について

英語にも、インドネシア語にも、アラビア語にも「M、N、NG」や「RとL」の区別はあるのに、日本語にはないのですね。

英語にも、インドネシア語にも、アラビア語にも「M、N、NG」や「RとL」の区別はあるのに、日本語にはないのですね。

lampu(ランプ)「ランプ」という意味です。

音節はla-m-puに分けられます。

真ん中のmは子音だけです。

実は日本語で「ランプ」と発音した場合、「ン」をmと発音することもあります。

または「かんばって」と日本語で発音した場合も、「ん」はmと発音されていることが多いです。

日本語の「ん」はインドネシア語におけるmかngのいずれかとイコールであると言えます。

しかし、ほとんどは「ん」=ngです。

Jepangは「日本」という意味ですが、英語のJapanを日本人が読むと、どうしてもJepangという発音になりがちです。

それで、インドネシ語のJepangという言葉ができたのではないかと私は疑っています。

nを単独で発音することが日本人には難しいのです。

RとLについて

また、よく英語におけるrとlの発音が日本人には難しいと言われています。

これはインドネシア語でも同じようなことが言えます。

日本語の「ら り る れ ろ」はインドネシア語のra ri ru re roとほぼ同じです。

これらのように日本人には難しい発音もありますが、インドネシア語のほとんどはローマ字のような感覚で、簡単に読むことができます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

発音の話でちょっと退屈されてしまったでしょうか。

インドネシア人の中でもある特定の地方では、中間音のeを発音できない民族が存在します。

各民族によって特有の言語を持つことから、国語であるインドネシア語を話す時に、発音の仕方に特徴が表れるのですね。

人によって、発音の仕方や話し方が違うことに、インドネシアの人々は慣れていると言うことができます。

日本人がインドネシア語を話した時にも、独特の特徴が表れるので、お笑いのネタになったりすることもあるほどです。

英語が母国語の人が日本語を話すと、独特のイントネーションがあり、お笑いのネタなどになることと同じですね。

侮辱ではなく、親しみを持っているからこそ、ネタになっているのだと思います。

 

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